余命1ヶ月の レイキマスター
妹は末期ガンです。
でも髪も抜け落ちてないし、肌もキレイで、私もつい見惚れてしまう美人です☆
彼女は、ガンが見つかってから、レイキの最高位の資格を取りました。
私とヨウは先日、彼女からレイキの伝授を受けました。
ほとんど寝たきりの妹が、立ち上がって、細い手を私たちにかざして、レイキの「開通」を授けてくれたんです。
最中にすぐ「手が暖かい」と言うヨウ。
感受性が豊かなんでしょうね?
ときには死にたいとさえ言う妹が、レイキを教えているときは目に力が宿ります。
この人は本当に、「教え育てること」が天職なんだと思います。
どんな思いで彼女が教えてくれているか…
レイキで寿命を延ばすことは、出来ないのだそうです。
私は妹が、命いっぱい生きることを見守るだけです。
今朝、ヨウが私に手をかざしながら、そっと言いました。
「ナコルが大病しませんように…。」
大病を患っている妹と、精神を患うヨウとの3人暮らし。
切なく、でもいたわりに満ちた日々です。