ヨウと私の両親のご対面☆
地元に行ったのには、もうひとつ理由がありました。
私の両親に、ヨウを紹介したのです。
年老いた両親は雨の中、傘をさして待っていてくれました。
普段カジュアルな装いのヨウのスーツ姿はかえって幼く、初々しく見えました。
私もピンクのワンピースです。
「いかにも」の会食の絵面です(^^;)
近所の気取らないイタリアンに入ると、和やかに食事が始まりました。
数日前から緊張していたヨウも、持ち前の人なつっこさで、すぐに両親と打ち解けたようでした。
父が水を向けたのを機に、
「ナコルさんと、将来一緒になることを許して頂きたくて、ご挨拶に伺いました。」
とよどみなく話すヨウ。
静かに聞いていた父は涙ぐんで、でも茶目っ気たっぷりに「これ(私)でいいとかい?」とヨウに笑いかけました。
私は前もってヨウの障がいのことは知らせてはいましたが、両親は、ヨウの病状も収入も一切何も詮索しませんでした。
「ナコルも大人だから、自分で幸せにならなんたい」と言ってくれた父。
「ナコルが朗らかになって…。」と喜んでくれた母。
未亡人になってからの私の奇行の数々に(^^;)、もう大抵のことには驚かなくなっている両親ではありますが、ほんわか仲良さげな私とヨウの様子に、まずは安心してくれたようでした。
そして、「精神障がい者に彼女ができるだけでもなかなか難しいのに、僕にこんな日がくるなんて…。」と幸せそうなヨウを見ると、私も嬉しくなるのでした。
帰りの高速バスに乗るやいなやぐっすり眠るヨウの無防備な横顔を、
私は2時間ずーっと眺めていました。
Big dayだったね!お疲れ、ヨウ(^^)